新しい時代を切り開くのは若い発想力。自分を見失わず発信し続ける強い意思を持ち続けてほしい

栄光ホールディングス株式会社 代表取締役社⻑

小谷 進

新しい時代を切り開くのは若い発想力。自分を見失わず発信し続ける強い意思を持ち続けてほしい

栄光ホールディングス株式会社 代表取締役社⻑

小谷 進

今年創業75年を迎えた栄光グループが、会社のこれからを担う若い世代にどんなことを求めているのか。栄光ホールディングス株式会社の小谷進 代表取締役社長に求める人物像について語ってもらいました。

栄光グループとはどんな会社ですか

栄光グループは2016年にホールディングス制に変更、軸となる事業会社管理の栄光ホールディングスと、栄光時計、栄光リテール、グロリアス、三栄時計の4つの事業会社で構成されています。事業会社に分割したのは絶え間なく変化する時計、宝飾品市場に個々のビジネスに最適化した戦略を迅速かつ自在に進めることでお客様により一層寄り添った営業活動を行いたいからです。

お客様への最適アプローチという同じ目的を有して事業ごとに分割しただけですから、各会社、目指す方向性は一緒。具体的には「関わるすべての人々の暮らしを豊かにする」という究極の目標の実現に邁進しています。関わる人とは、商品を購入していただくお客様、そして商品の取扱販売をしていただく取引先様、そして物流に関わる人々、商品のサプライヤー、そして社員とその家族です。お客様に対して言えば、時計や宝飾品という嗜好品である商品に対して、ひとりでも多くの人に「購入する喜び」「所有する喜び」を味わってもらうこと。社員に対しては、それぞれの豊かな暮らしを実現するために、働き方によって、職域を選べるような風土を醸成していきたいです。

小谷社長が語る栄光グループの特徴
・ホールディングス制を実施、業務ごとにお客様に寄り添った営業を展開している
・各社とも「関わるすべての人々の暮らしを豊かにする」を追求している

栄光グループの社風について教えて下さい

誰もが会社を良くするために意見を交わし、アイディアを提案できる会社であることが何よりの自慢です。例えば社長や部長という肩書はあくまで責任の所在を示すもの。良いアイディアや新しいサービス、さらには事業展開を創造するのに上も下もありません。その辺りを理解する風土、風通しの良さは社風かもしれませんね。

特に私自身、若い方には積極的かつ意欲的に自分の考えやアイディアをアピールしてもらいたいと考えています。というのも、私が社会に出た20年ほど前に学んだ当時の最新マーケティング手法、指針となった識者の意見の大半は今や“旧来の考え”として通用しなくなりました。さらに、一部の大手企業による市場の独占が予想されていた未来は、SNSを中心とした個々人の考えや意見が尊重される市場・社会にとってかわりました。今の非常識が未来の常識とはよく言ったものですが、これから経済と社会の中心となる若い世代の方々が訴える“新しい考え”が、例え今の商習慣や常識とはかけ離れていても、それが新しいスタンダードになり得ることを私達は受け入れなくてはならないし、実際に今それを目の当たりにしているからです。

小谷社長が語る栄光グループの社風
・意見や提案に肩書きや年齢は関係なし。社員が自由闊達な議論ができる

栄光グループに求められるのはどんな人材ですか

社風に通じる部分がありますが、常識に囚われず状況に応じた発想ができる柔軟性と、それを提案できる積極性をもつ方には惹かれますね。先にホールディングス制にした経緯をお伝えしましたが、会社が大きくなることで生じる動き出しの悪さ、角の取れた当たり障りのないサービスやビジネス展開では、目まぐるしく変わるこれからの時代に対応できないでしょう。ですから、若いとか、これまでの常識からかけ離れているなどの無用な考えはとっぱらって、時代にあった一人ひとりの意見や行動を尊重していきたいのです。誰もが意見や提案を言いやすい土壌は私達が耕していくので、その土地で実や大きな花をつけて育つ種をもった人が来てくれれば嬉しいですね。

小谷社長が求める栄光グループに必要な人材
・常識や慣習に囚われない自由な発想力をもつ人
・自ら考え、行動に移せる積極性をもつ人

これから栄光グループを支える若い世代についてどう考えていますか

ミレニアル世代やZ世代などの区分けがありますよね。成人を迎えるまでに経験してきたこと、そのバックボーンとなる社会情勢などが異なれば、考えや価値観が違うことは当然のことだとは思います。そして生まれた時代が異なることで考え方などに隔たりのようなものを感じるのは事実なのかもしれません。ただし、そういったことによって、若い方が我々の社風に合わない、マイナスになるなんてまったく思っていないですね。

例えば若い世代は打たれ弱いという言葉を耳にしたことがありますが、はたしてそうなのでしょうか。私達の時代、例えば受験勉強は覚えること、教科書や参考書に穴が空くほど目を通してとにかく暗記することが重視されました。これにより社会に出る前から世の中にある常識や慣例を知り、比較的、スムーズに社会に馴染むことができました。一方で今回のコロナショックのような参考書にない“非常識”な事態に見舞われた時に一番、狼狽えたのは他でもない私達の世代です。むしろ若い世代の方のほうが現状を受け入れ、そこに上手く適応できている感さえあります。

それぞれに強みがあり、ウィークポイントがある。ひとつのアクシデントで全体が停滞しないよう、会社にはいろんな個性が必要なのです。だから仮に、若者の考えが今は社会や会社でマイノリティであってもそれがいずれスタンダードになる時代、チャンスがかならず来ると信じて、自分というものを失わずに社会に飛び込んでほしいです。

栄光グループはおかげさまで創業75 年を迎えることができましたが、これも単なる繰り返しによって積み重ねてきたものではありません。その時代に歩幅を合わせた柔軟な対応あってこそ、今があると思っています。伝統とは知識と信条の総体であって、しがらみやルールではありません。つまり、こんな人でないと栄光グループの一員にはなり得ないという制限はないのです。春があって夏、秋、冬がある四季のように、時代時代の栄光グループがあって良いと思います。

小谷社長が寄せる若い世代への期待
・昔の非常識は今の常識。例え今はマイノリティであっても、決して世間の声などに負けず、強い気持ちを持ち続け自分を、夢を実現してほしい